看護師技術知識

看護師に関わる技術面や知識に関して公開していきます!

慢性期の患者さまだけでなく、急性期でも自身で排痰が困難な患者様というのも多く見えます。
その時に看護師として行うのが、痰の吸引です。
その際には吸引のカテーテルを口や鼻から挿入して咽頭周囲や気管の痰を吸引機を使用して吸い込みます。
その際に注意しなくてはならないのが、どこまでカテーテルを挿入していいのかという問題点です。

身体的には個人差があるため、どの程度まで挿入していいのが疑問に感じている看護師も多いのではないでしょうか。

気管の長さというのは、咽頭までが10cm程度、輪状軟骨までがさらに10cm、気管の分岐部までがさらに10cm程度が基本となっています。
気管の分岐部以上に挿入すると基本的に分岐の角度から右の肺にカテーテルが挿入されやすいです。
片側の肺のみ吸引をすると、無気肺などの危険性が高くなるため、カテーテルの挿入は気管分岐部の手前までにしておく事が重要です。
よってカテーテルを挿入する際には、必ず20cmから25cmの位置に印をつけてそれ以上の挿入を防ぐ事が重要です。
それ以上先にある痰は、患者が咳込むことで排痰されたものを吸引するように注意しましょう。
何度もカテーテルを抜き差しすると患者本人は苦しいものです。一度深くまで挿入したらそこから引き出しながら吸引していく事が必要です。

吸引器の吸引圧はどの程度?

痰を吸引する際の吸引器は、吸引圧が高すぎると挿入時に周辺組織や気道粘膜を損傷しやすく、出血する危険性があります。
基本的に適切な吸引圧というのは、120から140mmHgと定められています。
急性期の場合は負担をかけすぎないように100前後に落とすのも効果的です。
ただし、吸引圧を下げると痰が引けにくくなりますので、あまり長時間となら内容に処置をする事が必要です。
では吸引圧を上げずに痰が引けるようにするにはどうすればいいのでしょうか?

吸入療法を利用する

まず粘性の痰がひきにくい理由として、水分が少なく周囲の組織に引っかかりにくい点が上げられます。
その場合には、無理に吸引せず、乾燥を防ぐための吸入を行いましょう。
痰が多すぎて引ききれない場合は、チューブの太さを変えたり、穴の数を変えたカテーテルを使用してみることも大切です。

 

吸引というのは、その時間は患者様に少なからず負担をかけ苦痛の時間です。
しかし、その後すっきりと排痰された後は楽になるはずです。
効果的な排痰が行えるように、その都度臨機応変に対応していく技術を身に付けましょう。

 

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